May 04, 2011

週末のみ、救急病院の当直医の求人情報

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 「1ピースでも見つけ出せれば、あの子に会えそうな気がして……」。

 東日本大震災で大きな津波被害を受けた岩手県大船渡市で、行方不明となった大学生の娘を東京から捜しに来ている母親がいる。幼少の頃から生き物が好きで、水族館の学芸員を目指し、親元から遠く離れた大学を選んで一人暮らしを始める娘に、家族が贈ったのが海のジグソーパズルだった。

 東京都練馬区の瀬尾裕美(ひろみ)さん(52)は震災後、行方不明になった長女で北里大海洋生命科学部3年、佳苗(かなえ)さん(21)が住んでいたアパートがある海沿いの同市三陸町越喜来(おきらい)地区を2度にわたり訪れた。この地区の死者・行方不明者は約200人に上る。佳苗さんのアパートは海岸から約600メートル離れていたが、残っているのはコンクリートの土台だけ。周辺もがれきの山ばかりで、瀬尾さんは「建物がなくなると、こんなに海が近いんですね」と小さな声で語った。

 佳苗さんは、東京で生まれ育った。幼い頃から海などに生息する生き物が好きで、ミドリガメやサンショウウオなどを飼育。水族館の学芸員になりたいと、同学部に進学した。1年は神奈川の相模原キャンパスで学び、2年から卒業まで大船渡市の三陸キャンパスに通うカリキュラムだった。

 2年への進級を控えた昨年3月。瀬尾さんは、初めての一人暮らしとなる佳苗さんのため、冷蔵庫やベッドなどを買ったが、祖母の恭子さん(84)は、海が好きな佳苗さんのためにと、真っ青な大海原に白波が映える図柄のパズルを贈った。引っ越しを控えた慌ただしい時期だったが、佳苗さんは1000ピースのパズルを完成させ、銀色の額縁に入れた。「すごくきれい」と語った佳苗さんの笑顔を、瀬尾さんは忘れられない。

 東日本大震災で大きな被害を受けた第三セクター「三陸鉄道」(盛岡市)は自力復旧を諦め、14日にも国土交通省に復興支援を要請する。三鉄は流された橋りょうや線路などを全面復旧するには100億円近くかかると試算している。

 三鉄によると、島越駅など高架駅・橋が2カ所、線路が野田玉川−陸中野田間3・5キロ、甫嶺駅前後2キロで流失するなど甚大な被害を受けた。移動手段を失った人のため、3月16〜29日に久慈−陸中野田、小本−宮古の北リアス線の2区間を復旧した。

 望月正彦社長はホームページで4日に公表した「三陸鉄道の復旧に向けて」という文書で、今後について自力復旧は「ここまでです」と説明している。全面復旧には国などの支援が必要だと訴えるとともに、「復旧が三陸沿岸地域の明日への希望であると信じています」と再建への意欲を述べていた。

 三鉄は旧国鉄のローカル線を一部引き継ぎ、1981年設立。北リアス線(久慈−宮古)71キロ、南リアス線(釜石−盛)36・6キロを運行し、年間約89万人が利用していた。【清藤天】

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 福島県災害対策本部が発表した7日正午の環境放射能測定結果によると、福島第1原発から北西61キロにある福島市で、毎時1.87マイクロシーベルト(前日1・92マイクロシーベルト)を観測した。

 このほか、郡山市(西58キロ)で毎時1.95マイクロシーベルト(同1.99)▽いわき市の平(南南西43キロ)で毎時0.43マイクロシーベルト(同0.44)▽飯舘村役場(北西40キロ)で毎時6.24マイクロシーベルト(同6.44)▽南相馬市(北24キロ)で0.79マイクロシーベルト(同0.81)と、微減傾向が続いている。

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 宮城県塩釜市の水産業界が6日、一丸で復興に当たろうと「市水産業震災復興期成同盟会」を設立し、県などへの要望書をまとめた。

 同市魚市場会議室で開かれた初会合には、市と魚市場の卸売り、問屋、買い受け人、練り製品などの水産加工業、養殖漁業、仲卸市場などの代表が参加。佐藤昭市長を会長、志賀直哉・塩釜魚市場社長を会長代行に選出し、県と県議会への要望書をまとめた。

 要望書では、水揚げ再開のための漁港の補修・しゅんせつや給油体制の整備▽水産加工や養殖漁業の経営再建のための財政支援▽東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の測定体制や安全基準の確立−−などを求め7日に県に提出する。

 同市魚市場は県内でいち早く4日に陸送マグロなどの競りを再開。中旬には水揚げ漁船の入港も予定されている。【渡辺豊】

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